今年は「手作り恵方巻き」

「節分といえば2月3日」と思っていたら、今年は124年ぶりに2月2日が節分だそうです。

節分は「立春の前日」という意味です。
確かに、「節分」という文字を見ると「季節を分ける」ということですよね。

豆まきの由来

節分は、もともと平安時代に中国から伝わってきた風習です。
季節の変わり目には邪気(鬼)が現れると考えられていたため、その邪気(鬼)を払うために「豆まき」という儀式が宮中で始まったと言われています。

豆まき

「豆」には、「魔を滅ぼす」の語呂合わせで「魔滅(まめ)」いう意味が込められています。また、五穀には穀霊が宿ると言われ、魔よけの力があるとも考えられていたようです。

「柊鰯(ひいらぎいわし)」を玄関などに飾る地域もあります。

柊鰯

イワシは軽く焼いて、頭をヒイラギとともに飾ります。
ヒイラギの葉っぱのトゲトゲが刺さるのを恐れた鬼が近づかないとか、焼いたイワシの臭いが苦手で鬼が寄りつかないなどと言われています。

柊鰯もやはり、邪気(鬼)を払うためのものなんですね。

節分に恵方巻き

「恵方に向かって願い事を思い浮かべながら、喋らず最後まで一気に食べきると願い事が叶う」と言われる恵方巻きは、大阪発祥と言われています。
2000年以降、急速に全国に広まりました。

恵方巻きには、7つの福(具材)が巻かれています。
その福が逃げないように、切らずに、おしゃべりをせずに、年神様がいる恵方に向かって食べるのが良いとされています。
今年の恵方は「南南東」です。

今年はなかなか外出しづらいので、家族みんなで「手作り簡単恵方巻き」はいかがですか?
巻きすがなくても作れますよ!

簡単恵方巻き

 


簡単恵方巻きの作り方
①すし飯を作る(市販のすし飯の素で手軽に)
②ラップに海苔を敷き、①を薄く広げる。ラップの端は隙間を開けて、のりしろとして残しておく。
③お好きな具をのせちゃいましょう。
④そして、端からきつめに巻き巻き。

簡単恵方巻き

カラフルになるように具をのせると、栄養もバランスよくとれます。
下のリストを参考に、お好きなものを巻いてくださいね。

【オレンジ・黄色系】
・卵焼き
・サーモン
・チーズ
・いくら
・カニカマ
・マグロ

【緑系】
・アボカド
・きゅうり
・青じそ
・ほうれん草(軽くゆでる)
・三つ葉

【茶色系】
・しいたけの甘煮
・かんぴょうの甘煮
・牛薄切り肉(焼き肉のたれなどで簡単味付け!)
・ウナギのかば焼き

恵方巻きの具材

南南東をむいてもぐもぐ。
みなさまに福が訪れますように♪