3月9日は『雑穀の日』

3月9日は3と9の語呂合わせで『雑穀の日』だそうです。
雑穀とは国によって分類が異なるようですが、日本では主食のお米以外のことを「雑穀」と呼んでいます。

こちらは大麦・黒米・赤米・小豆・ヒエなど、十六種類の穀物が入った「十六穀米」です。
お店などで売っているのを見かけたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
 
十六穀米
 
古事記には「五穀」という言葉が登場しており、これは「稲、粟、麦、小豆、大豆」のことを指しているそうです。
そして、日本書紀では、「粟、稗、稲、麦、大豆、小豆」の「六穀」として登場しています。

「雑穀」は、古代の日本で既に食べられていたんですね。

平安時代になると、貴族階級の人のみが「白米」を食べ、庶民は「雑穀」を食べていました。
その後、江戸時代になり、武士たちが「白米」を食べるようになり、徐々に庶民でも「白米」を食べられるようになって「雑穀」を食べる機会が減っていきました。

実は、「雑穀」には「白米」にはないビタミン・ミネラルが豊富なのです。
そのため、急に「雑穀」を食べなくなってしまったことで、脚気(かっけ)になる人が多かったとか。

現代は様々な食材から栄養を補っているため、白米中心の生活でも脚気になることはほぼありませんのでご安心ください。

とは言え、いつもの白米に雑穀を加えるだけで、ミネラルや食物繊維もプラスされるなんて、なんだかお得な気がしませんか?
さらに、「プチプチ」「もっちり」など、それぞれの雑穀がもつ食感を楽しむこともでき、咀嚼回数も増えるので「早食い防止」にもなるのです!

最近では、粟・ひえ・麦など日本古来のものだけでなく、アマランサス(紀元前6世紀ごろからアステカ文明などで主食として栽培されていた植物)など、海外からの雑穀も手軽に取り入れられるようになりました。

雑穀に馴染みのない方は、お米1合に対して大さじ1くらいの雑穀を加えてみて、あとはお好みで加減してみると良いですよ♪

そこで、今回はお手軽に「1人分の雑穀ごはん」をレンジで炊く方法をご紹介します。
 
雑穀ごはん
 

レンジで雑穀ご飯

 
■材料
お米 1合
お好きな雑穀 大さじ1
水 300㏄ + 大さじ2(雑穀の倍量の水)

■作り方
①耐熱容器にお米のみをいれて研ぐ
②研いだお米に雑穀をいれる
③水を入れ1時間ほど給水させる
④ラップをふんわりして600wのレンジで5分
⑤いったん取り出して混ぜ、200Wのレンジで15分
⑥ラップをしたまま5分蒸らす

できあがり♪

雑穀ごはん
 
※注意
吹きこぼれたら、レンジを止めてご飯を混ぜてください。
レンジによってパワーが異なるので、何度か試して最適な時間を見つけてくださいね。

この春は、雑穀ごはんで健康生活を始めてみませんか?