「ぼたもち」と「おはぎ」の違い

3月20日は「春分の日」です。
春分の日は太陽が真東から昇って、真西に沈むため、昼と夜の長さがほぼ等しくなります。

この日は「自然を讃え、生物を慈しむ日」でもあります。
日本には四季があり、それぞれの特徴があるので、自然を感じられる幸せな国ですよね。

春分の日の食べ物と言えば「ぼたもち」です。
「おはぎじゃないの?」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。

そこで問題です!
「ぼたもち」と「おはぎ」の違いは何でしょうか!?
 
ぼたもち?おはぎ?
 
正解は「呼び名が違うだけ」なんです。

春分の日に食べるものは、牡丹(ぼたん)にちなんで「ぼたもち」、
秋分の日に食べるものは、萩(はぎ)にちなんで「おはぎ」と、
季節の花にちなんで名付けられたと言われています。
 
牡丹
牡丹(ぼたん)

萩
萩(はぎ)
 
ほかにも、ぼたもちは「こしあん」で、おはぎは「粒あん」という説もあります。

小豆の収穫時期は秋で、春まで保存していた小豆が固くなっているため、それを食べやすくするために、潰して「こしあん」にしたとも言われています。

お花にちなんで名前をつけたり、季節により調理法を変えたり、つくづく「日本って素敵な国だなぁ」と感じます。

もち米を使うなど、手づくりするにはハードルが高そうな「ぼたもち」ですが、ある【粉】を使うと簡単に作ることができますよ♪
 

ごはんと魔法の粉(!?)で「簡単ぼたもち」

■材料

ごはん お茶碗2杯くらい
片栗粉 大さじ1
水   大さじ3
あんこ(缶詰でOK)

■作り方

①耐熱容器に温かいごはんと片栗粉、水を入れて混ぜる
②500Wのレンジで2分弱チンして混ぜる
③ラップにあんこを敷き、②をのせて形を整えれば完成!
 
ぼたもち
 
この方法で「きな粉もち」や「ずんだもち」も簡単にできますよ。
カラフルなおもちで、春を楽しみましょう♪