6月27日は「ちらし寿司の日」

6月27日は「ちらし寿司の日」です。
なぜ、この日が「ちらし寿司の日」になったのでしょうか?

6月27日は備前岡山藩主・池田光政の命日にあたります。

とは言っても「なぜ、この方の命日がちらし寿司の日?」と、その謎は解けません。
 

ちらし寿司

洪水が招いた大飢饉

この謎を解くには、17世紀までさかのぼります。

1654年に備前の国(現在の岡山県)で大洪水が起きました。
5日間豪雨が降り続き、岡山の中央を流れる旭川の増水は6メートルまで達し、岡山城の本丸の中まで浸水したと言われています。
 

岡山城
 

それに引き続き起こった大飢饉では、3,000人以上もの方が餓死したそうです。
この時の藩主・池田光政は「我等一代の大難」嘆いたと言われています。

そこで、光政は藩の蔵を開放し、すべての米を飢えた庶民に分け与えました。

倹約生活から生まれた「ちらし寿司」

 
災害から復興するため、光政は、質素倹約するよう「一汁一菜令」を発令しました。
庶民は、ごはん・おかず一品・汁物一品という質素な食事を続けながらも、美味しいものが食べたいという気持ちを持ち続けました。

そこで考え出したのが、野菜や魚などを敷いた上に酢飯を広げ、粗食であるかのように装うことです。
それを直前にひっくり返して食べていました。

これが「ちらし寿司」の始まりと言われています。

ちらし寿司を手づくりする時は、光政の一汁一菜令から生まれたもののように、具材を下に敷いたものを作って、家族の反応を見てみるのも面白いかもしれませんね。

「ちらし寿司」と「五目寿司」の違い

「ちらし寿司」以外にも「五目寿司」もありますよね。
この違いをご存知でしょうか?

「ちらし寿司」は、すし飯の上に具材を“散らす”ようにのせているものです。
これに対し「五目寿司」は、具材をご飯に“混ぜ込んだ”ものを言います。
 

五目寿司
 

ご自宅でも「ちらし寿司」や「五目寿司」を作って楽しんでみてはいかがでしょうか?

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